私は過去に1度だけ日本人ではない人に恋をしました。
彼はシンガポールからやってきた私より3つ年上の研修生。
今でも貧困の差が激しい発展途上国の大企業で働く人というのは
日本ではどれくらいの地位にあたるのだろう。。。
とにかく優秀で且、裕福であることは説明なんてしなくても
常識的にわかるでしょう。
そんな中で、日本の大企業に半年〜1年間、研修に来る
若い青年というのは、その大企業の中でもトップクラスの
『選ばれしエリート』であり、そんな5人の研修生の中の1人に
私はわずか1ヶ月の間だけの淡くて儚い恋をしたのです。
LEEは最初から他の4人の研修生とは何かが大きく
違っていたのを感じてた。
それは私が良く使う言葉『純粋な魂』の持ち主だと
いうこと。
それは彼を知っていく毎に、日を追うごとに
確信していきました。
初めてでした。こんなキレイな心の持ち主に出逢ったのは。
真面目で、誠実で、『見返り』なんてものの存在すら
知らない程の純粋な優しさ。
そう、彼を一言で言えば『果てしなく純粋な人』。
笑った時の顔、困ったときの顔、照れた時の顔・・・
今でもハッキリ覚えてる。
私が一番心を惹かれたのは、他の男の子達が言う
『シンガポールでは女の子をよくナンパする』
そしてさすがはエリート、成功率はかなり高いらしく
日本にまで持ってきていた沢山のガールフレンド達の
写真を見せびらかしている彼らの中で
LEEだけがただ1人、恋に奥手なのか、
「ガールフレンドなんていないよ。仕事が忙しくって
そんな暇なんてないよ。。。」
と恥かしそうに、でもその事に対して引け目など
一切感じてはいないピュアなところ。
正にそんな人が私の理想。
彼とのコミュニケーションをとることは
決して容易ではありませんでした。
最初の頃は和英辞書と漢字とゼスチャーでの会話。
途中から彼も少しずつ日本語を覚え使ってくれるようになったけど
だからこそ、彼を知っていくことで、彼を好きになっていくのには
何ヶ月もの時間を費やしてしまったのです。
そしてやっと彼に恋をしている自分に気づいた時は
別れが目前に迫ってきた1ヶ月前になってからのこと。
あと1ヶ月で彼は日本を離れ、母国へ帰ってしまう。
そう思えば思うほど愛しさは募り、切なくて切なくて
涙に明け暮れる毎日。。。
この想いを伝えるべきか。
それとも、今のまま、何事もなかったように
彼を『日本で仲よくなった女の子』として
サラリと見送るべきなのか・・・。
今まで一度も自分から想いを伝えた事などなかった私・・・
散々、散々悩んだ挙句、やっと手紙を書く決心をしました。
最後に『P.S. I love you...』の言葉を添えて・・・。
■LEEからの贈り物■

